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心理カウンセラー:強迫性障害、夫婦カウンセリング、子供カウンセリング、産後鬱のカウンセリングについて

強迫性障害の治療ってどんなものがある?

強迫性障害(OCD)の治療にはいくつかのアプローチがありますが、最も有効なものは次の2つです。

 

認知行動療法(CBT):
   - CBTは、強迫症状の治療において最も一般的に使用される方法の一つです。この治療アプローチでは、患者が強迫観念や強迫行為に対処するためのスキルを学びます。

 

具体的には、不安を引き起こす思考を認識し、それに対して合理的な反応を習得するプロセスを含みます。CBTは症状の軽減や管理に効果的であり、持続的な改善をもたらすことがあります。具体的にどんな事をするのかは、また次回。

 

薬物療法:
一部の人にとって、薬物療法が有効な選択肢です。主に選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRI)と呼ばれる抗うつ薬が使用されます。これらの薬物はセロトニンという神経伝達物質のバランスを調整し、強迫症状を軽減するのに役立ちます。

 

薬を開始してすぐに症状が改善する人もいます。これは、元々セロトニンの受容体が弱い人が必要量のセロトニンを接種できる様になったことでより正常な判断を下せる様になるからです。いわば、インスリンが足りていない人へのインスリン投与みたいなもの。薬に対して抵抗感がある方は、持って産まれた機質を改善するイメージです。

 

人によっては、「霧で覆われていた思考がクリアになった」「黒い霧に包まれた嫌な思考の手前でストップすることができるようになった」などという感想があります。

 

ただし、薬物療法は個人によって効果が異なるため、適切な薬物と適切な投与量を見つけるために医師の指導が必要です。